「もう終わりか?たっる!」
倒れて動かないサニー達にサイコは言った。

「消えろ。」
後片付けとばかりにとどめを刺そうとした時だった。

「!?」
サイコらの攻撃は突然阻まれた。気配を感じた方を振り返るとそこには倒れていた王が立ち上がっていたのだ。王は立ち上がると血を流して倒れているサニー達に気づくとその場で何かを施した。

するとサニー達の体の傷が一瞬で塞がると目を覚ましたのだった。

「あれ?治ってる・・・」
サニー達は不思議そうに体を見ると王が立ち上がってることに気づく。すると王はサニー達に何かを話した。
「超能力者である奴らには正面からは太刀打ちできない。けど俺にいい方法がある。」

王はそう言うとサイコらに何かを念じた。すると4人の動きが突然止まった。
王がサニー達に合図を送るとサニー達は4人に総攻撃を仕掛けた。サニー達はサイコらを圧倒し、一気に追い込んでゆく。

そしてサイコらは倒れ、戦いは終息した。

「ありがとうございます。王様がいなかったら完全にやられてるところでした。」
王に礼を言うサニー達。しかし王の表情は険しかった。

「どうされたんですか?」
「おかしいな。奴らはもう倒れたはずなのに地球の異常が止まらんぞ。」
王は地球の様子を映し出すと異常が収まるどころかさらに悪化していた。

「まさか・・・」
サニーがそう言った時だった。

「そのまさかだよ。」
声がした方を振り返るとそこには再び立ち上がるサイコらがいた。

凄まじいオーラを放ちながらサニー達の前に立ちはだかるサイコら4人。
「地球もろとも木端微塵にしてやる!!」
サイコらはそう叫ぶと巨大な怪物へと変貌を遂げた。

続く

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